警備求人を見ると「雑踏警備募集」などと記載されているものがありますね。
雑踏というだけだと具体的にどういった現場で作業するのかよくわからないという方も多いかもしれません。
雑踏は非常に多目的な現場での作業となり、主にイベントやお祭り、工事現場などを指すことが多いです。
特に一時利用だったり、臨時的に開催されているようなイベントでの警備に当たることが多いです。
例えばスーパーや商業施設での交通誘導は雑踏警備とは呼びません。
その場その場で対応が変わるので、事前の理解もとても重要な警備となります。
例えば、コンサート会場での雑踏警備。
コンサート終了ともなると数千人、数万人単位での移動が予想されます。
そういった人たちを安全に誘導するためには、警備員が全体として共通理解を持って誘導する必要があります。
誘導する人それぞれの方法だと混乱を生じてしまいますので、どの通路を走行させる、どの駅の方向に向かって歩いてもらう、など具体的な対策が取られています。
雑踏警備は非常に人が多くて大変な作業ではありますが、それだけ作業員も多いので、初めて警備をする方にとってはむしろ周りに相談し合える仲間が多いので取り組みやすい業務といえます。